延線ボールの製作を行なっている「東和サプライ」様が江戸川区平井に建てた新オフィスにオブジェの看板とトリック3Dアートの製作・設置をさせていただきました。
延線ボールとは建設現場等でケーブルを使用する際に中間に設置し無理な力がかかる危険性や引っ張り過ぎによるラック・ケーブルへの負荷を解消・軽減する機械です。
この延線ボールを大きな立体造形にしてインパクトのある看板を作りたいとのことで、実物を元に造形の提案を進めさせていただきました。
建設中の建物だったため、現場写真を元にした資料等が作れませんでしたが、建設会社さまと直接打ち合わせをし、配線やボルトの出し位置を事前に確認しながら進めていきました。
トリック3Dアートはエレベーターの中に穴があるというものと、ドアなのに奥に部屋が続いているデザインで内容がきまりました。
立体製作
立体造形は出幅の問題もあり、本来の厚みよりも薄くなっておりますが、球の部分だけは本物のリアリティを表現しております。
細かい箇所は簡略化していますが、TOWAのロゴがついている部分は忠実に再現しました。
売りといったらなんといってもこのサイズ感!人と比べた時にどれくらい大きいかがわかりやすいかと思います!
立体造形の上には正面発光のチャンネル文字を取り付けております。
夜間には文字が発光するので、立体のインパクトだけでなく文字のインパクトもキラリと光ります。
現場設置
設置には高所作業車を用いて行いました。
クレーンで釣って看板を持ち上げ、細かい調整を人の手で行なっております。
大型の看板なので、壁面についている姿はかなり目を惹きます!
道路向かいの歩道からみると全体のインパクトが、下から見上げるとロゴや球の細かいこだわりを見ることができます。
延線ボール自体があまりポピュラーなものではないので、あれはなんだ!?と思っていただけるようなイメージを目指してあえてシンプルなデザインで製作しました。
近くを通った知り合いにも目立つ看板がある!と連絡をいただくくらい、かなりインパクトのある造形看板が出来上がったのではないかと思います。
トリック3Dアートは出力シートで現場で貼り合わせました。
ラフイメージで提案していたイメージからブラシアップをし、エレベーターの床は穴の開いた先にネオン看板のデザインを追加しました。
暗いだけじゃなく、パッと目を引くデザインをプラスすることでエレベーターが開いた瞬間の楽しさを演出しています。
壁面の奥には暗闇に通じる階段を表現してミステリアスなイメージを出しております。
玄関入ってすぐのドアには車の整備工場のイメージをレイアウトしました。
当初のイメージよりも遊び心をだすために車の色をポップにしたり空中に浮いているイメージを追加しました。
本当にあるようなリアリティと、フィクションの要素を兼ねあわせた面白いデザインになりました。
遊び心全開な社長様で、面白いものを作りたい!とご相談いただき、それに合わせて弊社でも楽しくお仕事をさせていただきました!